悲しみの共有

ヒプノセラピーというものを受けてみました。

前世の記憶をたどって、何があったのか、今の生に引きついでいることは何か、

何かやるべきことがあるのか、今世の課題は何か、うまくいかないことがあるのなら、前に何か問題があったのか‥‥。そんなことがいつも気にかかっていたので、機会があるのなら一度、受けてみたいと思っていました。


私の前世の旅、絶大な信頼を寄せているまゆみんと一緒にスタートです…。

ソファに体をゆだねてリラックスしたところで、体中に光が満ちてくることをイメージした途端に、涙が溢れてきてしまう。ここからもう「どうした自分」というミラクルな気持ち笑。


‥‥で。

細かく書くと本が一冊書けてしまうので、大まかに書きますね笑。


私はスペインの港町に住むカルロスという少年でした。

音楽を愛する少年で、納屋に籠っては曲作りをする日々で、おしゃれも大好きでした。

お気に入りの服に身をまとって森へ行き、動物に囲まれて、森の音を聞くのが大好きでした。


作曲だけでは生活していけないので、音楽教師になったカルロスは、自分の芸術的な精神を理解してくれる女性と結婚するのですが、幸せな結婚にはなりませんでした。芸術を愛する奥さんは、人の心を深く愛することのできない人で、ヒステリックな傾向がカルロスの気持ちをどんどん遠ざけます。


そして、カルロスには恋人ができます。愛人です。可愛くて、元気で、やさしくて、温かい気持ちのあるステキな女性と恋に落ちるのですが、離婚して彼女と再婚する道を選ぶことはできません。冷たい人とは言え、奥さんを捨てることなどできないからです。子どもも一人います。男の子でした。


自分の家庭を幸せに保つこともできず、愛人を幸せにしてあげることもできず、中途半端な自分を責めるカルロスは、でもそんな悲しみの中で生まれる音楽を愛していました。ノートには沢山の曲が綴られ、世に出ることはなくても、この曲は残していければ、いつか誰かが見つけてくれればと、悲しみを音楽で満たそうとしていました。


50代になった頃、奥さんが病気で亡くなりました。奥さんが天に召される時、カルロスはずっと手を握って、彼女を見守りました。愛することはできなかったけれど、最後まで見守り、悲しみを共有する夫婦だったのではないかと、その時初めてふたりの関係を理解した気持ちでした。


奥さんがなくなってから、愛人とも自然と別れてしまい、そのあとは1人で暮らしました。自分の周りにはいつも動物がいて、森を愛して、曲を作ることが大好きで、その気持ちはいつも温かい愛で満ちていました。



これが私の前世です。


あとでわかったのですが、カルロスの奥さんは、別れた夫だったようなのです。今世で私たちは性を逆転させたのですね…。そして、作曲する力は文章を書く力に、音楽を残したいという気持ちは、書籍を残したいという気持ちにつながり、私が今、何より大切にしていることは、温かい気持ちで仲間や家族を愛で満たすことなのです。これは、カルロスの願いでもあったんだと思うと、カルロスの分も、しっかり愛していこうと本当に泣けてきます…。

マイナスな気持ちからクリエイティブな気持ちに向かうことの多い私は、カルロスの「悲しみの共有」にとても共鳴しました。


ざっと書くとこんな感じなの。今思い出しても涙が溢れてきてしまいます。

私にできることは、仲間を、家族を、関わった人全てを愛すること、温かい気持ちで包み込むこと。

とりわけ愛した人には、全身全霊で愛を与えて、自分もしっかりと愛してもらおうと思っています。


Kotonoha Factory

電子書籍の出版社「ことのは出版」の代表です。情報発信やお祭り騒ぎ、おしゃれするコトがだいすき。

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