あの人のフェイク

こんにちは、やさぐれマフィアです。

あの人は…。
やさしくて気づかいも細やかで、ハートフルで、大切な存在として扱ってくれるところがとても気に入っていた。

「ゆみさん、だいじょうぶ?」
「ゆみさん、○○は××にしてみたら?」

いつも「ゆみさん、ゆみさん」とやさしく呼びかけて、気にかけてくれるところが、くすぐったくてまんざらでもなかった。

それがある日のこと。
「僕は実はすごく短気なんだ」と言い出した。カッとなるのを理性で抑えているらしい。
そうなんだ、意外だな…と思っていたら、その小さな告白以降、安心して私に怒り出すようになった。
この人には短気なことを告げたのだから、これからは素を出してもいいのだスイッチでも押したかのように…。

そしてその素性は、日を追うごとに激しくなり、彼のダークサイドはどんどん広がっていった。
ある日の丑三つ時、「ゆみさんは本当の自分を見つめるのが怖い人。だからいつも自分をごまかして生きている」などと言い出した(LINEのメッセージで)。

そんなことを言われて黙っちゃいられない私もカッとなり、直接言ってみろこの野郎…ということで電話をかけたら、2回とも拒否られた。スタッフがそばにいるから話せないとのことだったけど、夜中の3時にですか…?面と向かっては言うことは憚られ、半分自分の言葉に酔っていたのだろう。が、そんな自己満の犠牲にされてのでは溜まったもんじゃない。
自分をごまかしているの他に、感情だけで動くゆみさんは一歩間違うと犯罪者とまで言われた。むかつくったらないわ。

何もいい子ちゃんぶらないで、最初から猛烈オヤジのままで行けばいいのに、何ソフトぶって、点数稼いでるんだか。
やさしくて私を守ってくれるあの人はまぼろしだったのね、そんな人はなからいなかったのかも。


Kotonoha Factory

電子書籍の出版社「ことのは出版」の代表です。情報発信やお祭り騒ぎ、おしゃれするコトがだいすき。

0コメント

  • 1000 / 1000